「主題」を決め、メモをとったならば書きすすめていきましょう。

主題は小論文の書き方の「柱」となるものです。当然、柱は一つだけがいいですよね。

しかし柱をどれにするか迷ったならば、少しずるい方法ですがあなたが「書きやすいもの」を主題に持ってくるといいと思います。

就職のための小論文は、あくまでも企業に採用してもらうためのものです。多少思っていることと違っても、きちんと論を組み立てられるほうを選んでもそれは良いと私は思います。

そして柱がきまったならば、メモで書いておいた「具体例や体験」などは柱を支える根拠となります。

ここまで決まったならば、あとは構成しながら書くだけです。色々な構成があるのですが、一番簡単なのはやはり下のような書き方だと思います。

第1段落:主題となることを書きます。あなたの主張をまずここでしておけば、論が途中で一貫性を失いそうになっても立ち直りやすいものです。

第2段落:なぜそう考えるのか、根拠となった具体例や体験を述べていきます。いくつもダラダラと書くのではなく、字数は限られているので一つに絞って書いたほうがいいでしょう。

第3段落:第2段落をもとにして、考察をすすめます。その体験からあなたは何を考えたのか、端的に自分の主張へとつながるように考察をしていきましょう。

第4段落:主題を再提示させて、結論づけます。主題を発展させることができれば一番いいですが、難しいようならばただ繰り返し述べるだけでもいいと思います。
もう一度主張を繰り返して、あなたの考えを就職する企業の担当者に強調するということですね。

字数が800字以下であれば、第3段落は省略して3段落構成で書きましょう。
200字以下の場合は段落はなしでよいと思います。

それでは、具体的にどのような書き方をすればよいか、述べていきたいと思います。

テーマ型の小論文で、「最近あなたが気になったニュースを一つあげ、そのことについてあなたの考えを述べなさい」と出題されたとすれば、まず主題として気になったニュースが何なのかを書かなければなりません。

そしてそれを選んだ理由などを具体的に述べて、あなたの意見を書いていきます。
ここで気にかけておかないといけないのは、この問題文をどういう意図で就職の担当者は出題しているのか、という点です。

出題者は、「この人は現在の社会情勢をいかに知っているか、そしてどんなに社会に関心を持っているか」ということを知りたいのです。

この出題の簡単なところは、「最近のニュース」であれば地球温暖化の問題でも、青少年の事件のことでも、何でもいいということです。

ですから、自分の意見が書けそうなものを選べばいいわけです。

ただし、そのニュースに「なぜ関心を持ったのか」ということを具体的に提示していかなければなりません。

また、社会に対してネタを多く持っている人が勝ちなのです。

今回は「最近のニュース」という問題を例にしましたが、例えば「地球温暖化について」というテーマが出たとして、そのことについて何も知らなければまったくのお手上げになってしまいます。

どんな事柄も深く知る必要はありませんが、広く浅く多くの情報を手にいれておくことが小論文の書き方には必要です。

そのなかで、自分が確実に論じることのできる題材をいかに持っているのか、ということで就職できるか勝負が決まることもあります。

その意味で、日頃の情報収集を新聞などからしっかりとしておきましょう。自分なりのノートなどをつけておくのもいいと思いますよ。


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