栄養士になるために専門学校に通う
生活習慣病の増大が社会問題となる中、2008年4月からは健診制度が改正され、メタボリックシンドロームへの対策が強化されています。
新しい健診制度で保健指導の役割を担うのが管理栄養士です。管理栄養士は栄養士の国家資格で、「食」に関わる職業の中で、唯一国家資格として認められているものです。
管理栄養士の資格は高度な専門知識を必要としますが、その知識を習得するためには栄養士養成課程や管理栄養士養成課程のある大学や専門学校で学ぶ必要があります。
専門学校は専門知識や専門技術を身につけることを目的としているため、施設や設備が整えられた充実した環境で学ぶことができます。
また多くの専門学校では少人数制で、疑問点や悩みなどを解消しやすい環境にあります。
専門学校は大学と学費や授業科目について大きな差はありませんが、国家試験に向けた対策には力を入れており、合格者100%を目指した教育が行われます。
卒業後の進路も専門学校ではさまざまな角度からサポートします。ただし大学、専門学校に関わらず、就職先は各校によって違いがあるため、学校を選ぶ際に十分調べておく必要があります。
2年制、3年制の栄養士養成課程の専門学校は国家試験の受験資格を得るために実務経験が必要となり、合格までには相当の努力が必要になりますが、少しでも早く栄養士として現場で仕事をしたい人には専門学校が適しています。
就職後の給料の面では未だ大卒者と専門卒者との間に差がありますが、それ以上に国家試験や就職の面で充実したサポートのある専門学校は、管理栄養士への近道ともいえます。
栄養士には管理栄養士という国家資格があります。管理栄養士の国家試験を突破するためには、膨大な試験範囲から各科目の出題傾向やポイントを掴み、効率のよく学習をすすめることが求められます。
管理栄養士の国家資格は現在9科目の試験から構成されています。
その中の一科目、「社会・環境と健康」は、平成17年3月までの旧カリキュラムでは「公衆衛生法」と「健康管理論」に相当し、この科目から20問出題されます。
この「社会・環境と健康」は、社会や環境が人間の健康にどのような影響を与えるか、そして健康増進のために社会や環境に必要なものは何かを学び、人間の生活に対する理解を深める科目です。
近年は社会環境の変化が著しく、人々の生活パターンは多様化しています。それに伴い、健康に対する考え方や価値観も多様化しています。
そこで管理栄養士には、個人、または企業の中での健康課題を明確にし、適切に指導をすることが求められています。よって試験問題は企業などの集団を対象とした健康維持・増進の計画、実践するための知識や技能を問う構成になっています。
試験では「社会・環境と健康」の中でも「健康状態・疾病の測定」「主要疾患の疫学と予防」「生活習慣の現状と対策」は出題される可能性が高い内容です。対策として保健統計データー、制度や関連法規は必須であり、特に制度改正や法律改正は抑える必要があります。また専門分野の科目、「公衆衛生学」「栄養教育論」を関連付けて学ぶとより理解が深まるでしょう。
栄養士の資格を取るためには
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